Photo Studio Crit Lab

Photo Studio Crit Labは大阪にある撮影スタジオです。最新で多種多様な撮影機器がご利用いただけます。


はじめての“カメラ映えメイク”——アマチュアモデルのための完全ガイド【10代後半〜20代前半向け】

「いつものメイクだと写真で盛れない…」「どこを直せば“垢抜け”て見える?」——そんな悩みを、カメラで可愛く写るためだけのメイク(=“カメラ映えメイク”)で解決します。
本記事は、アマチュアモデル・素人モデルの方向けに、道具選び・塗り方・光の読み方・当日の動き方までをやさしい言葉で解説。カメラや撮影のことが分からなくても大丈夫。要点だけを押さえれば、誰でも今より可愛く写せます。

1. カメラ映えの原則:顔は「光」と「距離」で変わる

水平思考ポイント

  • 顔を変えるより、光の当たり方を変えるほうが速い。
  • **メイクは“光を設計する道具”。**色を足す前に、テカリ=不要なハイライトを消す。
  • 3mルール:スマホ広角(24〜26mm相当)だと被写体が近いほど鼻・頬が強調される。一歩下がって撮るだけで小顔に見える。

まず覚える式

カメラ映え = 「不要な反射を消す」+「欲しい反射を置く」+「輪郭の錯覚をつくる」

2. ベースメイク:肌づくりはツヤ3点主義

結論:ツヤは3点(頬高点/鼻根/唇の山)に限定。

  • 下地:Tゾーンは皮脂抑制、頬は保湿系。
  • ファンデ首と顔の色差は、顔を暗くせず首側に薄く伸ばして合わせる
  • コンシーラー:クマは青=オレンジ寄り、赤みは黄〜緑寄りで中和。厚塗りより周囲をぼかす
  • パウダー:小鼻・額・あごの**“動く部位”のみ薄く**。頬は粉っぽさNG。

ミニ手順

  1. スキンケアは薄膜(乳液ベタつきはティッシュオフ)
  2. Tゾーンに皮脂プライマー
  3. 目の下三角に薄ファンデ、外側へ“のばさない・置く”
  4. コンシーラーは点で置き、指の腹でポンポン
  5. 仕上げに頬高点へだけハイライト(クリーム系少量)

3. 眉:左右は「似ていればOK」、カメラ目線の黄金比

  • 眉頭〜黒目中心〜小鼻を結ぶラインを意識。
  • 眉山は黒目外側〜目尻の間に置くとバランスが良い。
  • 仕上げは透明or薄色マスカラで毛流れを上へ。
  • 左右非対称は寄せていく程度で十分。完璧に揃えるより表情の自然さを優先

4. 目元:ライン・影・まつ毛、3つのレイヤー思考

レイヤー1:ライン(輪郭)

  • インラインでまつ毛の隙間を埋める→目力UP。
  • 目尻は3mm延長までが失敗しにくい。跳ね上げは角度1015°

レイヤー2:影(奥行き)

  • まぶた中央は明→目尻・二重の終点に影
  • 広角撮影では目頭ハイライトは最小限(悪目立ち防止)。

レイヤー3:まつ毛(立体の柱)

  • 根元をL字に上げ、毛先は扇形
  • 下まつ毛は中央だけでも可愛い。
  • つけま/カラコンは安全第一。異常があれば即オフ。

5. チーク&シェーディング:広角でも崩れない立体感

  • チーク位置黒目の外側下〜頬高点楕円で外側へ
  • シェーディング耳前〜頬骨下に薄く。生え際は生え際の1cm内側だけ
  • ハイライトCゾーンに“点を置く”イメージ。塗り広げない

6. リップ:質感コントロールで清潔感と存在感を両立

  • 乾燥対策→薄膜バーム→中心だけティッシュオフ
  • :衣装と競合しにくいMLBB(自分の唇に近い血色)。
  • 輪郭:上唇の山をくっきりさせると“写真の解像感”が上がる。

7. 髪・前髪・うぶ毛:逆光・湿度・静電気のレスキュー術

  • **前髪は目の上“5mmの余白”**で瞳を見せる。
  • 逆光ではオイルは前髪NG(透けて割れる)。
  • 湿度対策:根元だけ軽くドライシャンプー
  • うぶ毛眉間・小鼻横だけ処理すると清潔感UP。

8. ジャンル別プリセット

A. ナチュラル宣材

  • ツヤ3点主義、ラインはインライン中心、MLBBリップ。
    B. SNSポートレート
  • 目尻ライン+2〜3mm、下まつ毛中央、チークは横長。
    C. コスプレ
  • 眉色をウィッグに寄せる、ノーズシャドウは細めに、カラコンは直径控えめで安全重視。
    D. ストリート
  • セミマット肌、影強め、リップはソフトマット。

9. 肌トラブル日の対処

  • 赤み→黄〜緑系コントロールを薄膜で点置き
  • クマ→青はオレンジ寄りで補正→明るめコンシーラーをふちだけぼかす。
  • ニキビ→厚塗りせず周囲の凹凸をならす。照明で飛ばす発想も◎。

10. 当日タイムライン(テンプレ)

前日:塩分と睡眠、眉のみ整える。
:スキンケア薄膜→ベース→ポイント。
出発前Tゾーンを軽くティッシュオフ
到着後:鏡+スマホカメラで正面・斜め・横を確認。
撮影中小鼻・額・上唇の汗をこまめに押さえる。
撤収:クレンジングシート+乳液で優しくオフ

11. 光・照明別の微調整

  • 自然光(窓):窓に対して斜め45°で立つ→顔に立体感。テカりが出たら小鼻だけパウダー
  • ストロボハイライトの入れ過ぎNG。白飛びに注意。
  • LED連続光影が硬いときは**レフ(白紙でも可)**を胸前に。
  • ライブ配信リングライトは正面やや上。鼻下の影が出たら下から補助光

12. 衣装と相性の良い色&避けたい色

  • 白衣装×強ツヤ肌=白飛び注意。チーク濃度+1で血色を足す。
  • 黒衣装×マット肌=沈む。目元に微細パールで“生感”。
  • 鮮やか衣装リップは主張−1でバランス。

13. ドラッグストアで揃うミニキット

  • ミニ下地(皮脂ケア)/パウダー(小)/コンシーラー(オレンジ・黄系)
  • クリームハイライト(極少量)/チーク(練り)
  • 透明マスカラ・インライン用ペンシル/綿棒・コットン・あぶらとり紙
  • ティッシュ・ミニ鏡・ヘアピン・ヘアゴム・前髪クリップ・ミニコーム

14. 現場コミュニケーション:5秒で整う三箇所確認

カメラマンさんに**「テカリ・影・色」**の3点だけ確認:

  1. テカリ:小鼻・額・上唇OK?
  2. :ほうれい線や目の下が暗くない?
  3. :顔と首の色差、大丈夫?
    → 一緒に1分直しで仕上がりが激変。

15. スタジオ選びの注意点と例

見るポイント

  • メイクスペース(ライト付き鏡、椅子の高さ、電源)
  • 自然光の有無・時間帯レフ板・ライトの貸出清潔さ
  • 駅からのアクセス料金の明確さ

スタジオ例

  • Rental Photo Studio Crit Lab(クリットラボ)(大阪・淀川区西中島)
    • 自然光・白ホリ・動画対応/コスパ良しメイクスペースあり/初心者歓迎の雰囲気。
    • 初めてのポートレート練習や宣材撮影にも向いています。
      ※スタジオ選びは最新情報を各公式サイトでご確認ください。

16. よくある失敗10選とチェックリスト

失敗例

  1. ツヤを広く入れ過ぎて白飛び
  2. 眉頭が濃くてハの字顔
  3. まつ毛が“くの字”で影落ち
  4. 下地が保湿過多でメイク崩れ
  5. 首との色差
  6. ハイライトが鼻先に盛り過ぎ
  7. リップ輪郭がぼやけて清潔感ダウン
  8. 前髪の割れ(オイルつけ過ぎ)
  9. 濃い衣装+濃いアイで重たい印象
  10. 撮影中に汗を放置

出発前チェック

  • Tゾーン皮脂オフ/首まで色合わせ
  • 眉山位置OK/インラインの隙間なし
  • まつ毛は根元“L”、下中央にポイント
  • チークは頬高点から外へ楕円
  • リップは山くっきり/中心軽くオフ
  • 前髪5mm余白/割れなし
  • ミニキット持った!

17. 撮影後のオフメイク&肌いたわり

  • こすらないクレンジングシート→帰宅後にぬるま湯&低刺激洗顔
  • 化粧水ミスト乳液でフタ。赤みは冷やして収める
  • 次の日の予定が撮影なら、角質ケアはしない(乾燥リスク)。

18. Q&A

Q. カメラで顔が大きく見えます
A. 距離を取る&レンズの歪みを減らす。あなたの責任ではありません。メイクは影(シェーディング)を少し強めに。

Q. ニキビ跡が心配
A. 厚塗りより周りの凹凸補正照明で飛ばす。カメラマンさんに光の角度を相談しましょう。

Q. 緊張で汗が
A. 上唇・小鼻・額をティッシュで押さえ、パウダーは筆で薄く。ベタ塗りはNG。

19. まとめ:今日から盛れる基礎体力をつくる

  • 不要な反射を消し、欲しい反射を置く。
  • 距離と光で顔は変わる。
  • ベースはツヤ3点主義、目元はレイヤーで考える。
  • チェックは「テカリ・影・色」。
    この4つだけで、あなたの写真は確実に進化します。完璧より習慣化。次の撮影で、今日のメモを1つだけ試してみてください。きっと鏡の前で笑っている自分に出会えます。

付録:プリント用ミニチートシート

  • ベース:Tゾーン皮脂ケア/頬は保湿→ツヤ3点
  • :眉山は黒目外〜目尻の間/毛流れ上へ
  • 目元:インライン→影→まつ毛L字
  • チーク:頬高点から外へ楕円/濃さは衣装と逆張り
  • リップ:山くっきり/中心オフ
  • :前髪5mm余白/オイルは前髪NG
  • 確認:テカリ・影・色/小鼻・額・上唇を5秒オフ

執筆メモ(読者利益のための方針)

  • 専門用語を平易に言い換え、**“なぜそうするのか”**を明確化。
  • 当日運用に直結するテンプレとチェックリストを多数収録。
  • 安全と清潔感を最優先(無理な矯正・過度な厚塗りを推奨しない)。
  • スタジオ名は**実在例として「Rental Photo Studio Crit Lab」**のみ記載し、最新情報は公式で確認する運用を明記。

あなたの“はじめの一歩”が、次の撮影の自信になります。楽しんでいきましょう!

author avatar
Ctit-Phot
大阪市淀川区西中島にある Rental Photo studio Crit Lab(レンタルフォトスタジオ クリット ラボ) は、 アマチュアカメラマン・地下アイドル・素人モデルの撮影や商品撮影に最適な、自然光と白ホリ背景を活かしたレンタルフォトスタジオです 「SNS映えする写真を撮りたい」「ポートフォリオ用の作品撮りをしたい」「動画やチェキ会もできるスタジオを探している」そんな方々のために、当スタジオは初心者でも使いやすい設備と環境を整えています。
ブログ一覧へ